2017年7月に神奈川近都県を拠点として大規模災害の被災地支援活動をする支援者を「ゆるく」繋ぐネットワーク会議として「さくら会議」が発足しました。同会議は横浜市で2019年11月までに延べ32回開催されました。さくら会議の参加者数は県内外から毎回6~20人程度で、インターネットを使用したライブ配信による参加者を加えると毎回20~40人が参加しています。
さくら会議では神奈川県内で大規模災害が発生した際の備えを強化する必要性が特に重要であるとの声が多く挙がりました。
そこで、神奈川県内で大規模災害が発生した際に、神奈川県内外の支援者のための情報の適切な整理・提供・活動マッチングなどを円滑に行うための仕組みづくりの一環として、さくら会議参加者の有志が神奈川県内外の支援者を繋ぎ、顔の見える関係を拡大する仕組み作りに取り組むことになりました。
具体的には、静岡県で毎年開催されている「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」に類するネットワーキングの機会を神奈川県でも提供することと、「東京都災害ボランティアセンターアクションプラン推進会議」に類する広域連携を実現する手段を神奈川県内外で活動する災害ボランティアおよび災害ボランティア団体に提供することを目的とし、必要な環境整備の必要性が提案されました。
以上の目的を具現化し遂行するために私たちは2019年6月に「被災地支援者のための神奈川広域連携プロジェクト(仮称)」を結成し、同年7月25日に名称を「広域連携かながわ図上訓練実行委員会」に改称しました。
「広域連携かながわ図上訓練実行委員会」は、神奈川県版の図上訓練を実施することを目的として結成されたばかりです。私たちの主旨に同意し参加して下さる方のご参加をお待ちしています。
広域連携かながわ図上訓練実行委員会は、以下3つの「場づくり」を大切に活動しています。
- 顔が見える交流の場づくり災害対応のために県内外の多様な担い手と「顔が見える関係」を築くための交流の場づくりを目指します
- 互いの知識や経験を共有しあえる場づくりわたしたちは、互いが持つ知識や経験を共有し、課題解決の契機となりえる広域連携かながわ図上訓練を実施します
- 多様性を尊重しあえる場づくりわたしたちは、他の団体や個人の活動を批判せず、多様性を尊重しながら連携しあえる図上訓練を運営します
2019年11月13日
広域連携かながわ図上訓練実行委員会
委員長 沢田健介